来双船note  ーきそうせんノートー

きそうせん 「薬草」に繋がるすべてのこと・ものを乗せた船。 (来双は造語です)

積み重ねられたかおり

数回前にこの来双船ノートで書いた、鹿児島県指宿市にある開門山麓香料園におじゃましました。指宿と言えば菜の花がとても有名なところ。 
もしかしてまだ早いかな?と季節は東京感覚で車を走らせました。  
そして、


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ちょうど満開でした 
薄曇りの空のもと、黄色はほんのりくすんでいるように見えますが、それでも一気に花開くとはっと目が覚める存在感でやっぱり気分があがる~⤴ 

そして香料園に到着。 
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工場、かっこいいです。渋い!
もう何度がおじゃましているのですが、このストレート、実直な感じに惹かれました。ここで上質な精油が作られています。 

芳楠、ティーツリー、ゼラニウムローズマリー、等植えられており収穫して蒸留させます。 

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と簡単な説明ですが、収穫までが本当に大変💦💦 
農家の方同様、苗を育て、雨風と向き合い、純粋なオイルを作り出しています。 
数年かけて育てあげた、大量の木々の葉をかき集め、そして2時間ほどで蒸留は終了。 

あっけないと言えばあっけない。 

ほんもの、の、天然香料 

合成香料ではない、かおりはうまく言葉にできない深みと「感動」があります。この感動って何だろうって、大げさじゃないかって思うけど、出会ったことがない美しものに触れたときの感じに似ています。作られる行程を知っているからくる感情なのか?わからないけど、植物ってほんと秘めたものを持っています。ほんと😌

順調なもの

最近になりやっと、少しだけ暖かいかな?という日が増えてきました。
朝の光もほんのり春めいてきて、気持ちがほぐれるてうれしいです。いい朝だなあって。

寒さが厳しかった日でも、忙しくて写真が撮れなくても順調なものがありました。
昨年末に作ったゆず酒の減り具合。

左がゆず酒、右がかりん酒

かりん酒はまだ漬け込み中です。

ゆず酒がとてもおいしくできたので、減りが早い早い!

春を迎える前に飲み終わっちゃうかな~。

 

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2月は逃げる

気づけば2月12日。

あまりにも早い時間の流れにあぜんとしてしまいました。

2月は気が付くといつも月末なので、気を引き締めて過ごそうと思っています。

が、実行できず・・・。
(空想・妄想が好きなので、どうしても手が止まってぼーっとした時間が多くなってしまう。いや、集中力がないというのか?と言い訳)

 

今月は撮った写真も少ないため、去年2月は何をしていたんだ?と写真で確認。
実家の畑を耕していたようです。

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畑として使われていなかった土壌なので、天地返しをやろうとしてるところですが、この写真をみるとうまくいってない様子(笑

それでもなんとか、父親にも加勢してもらい、苦土石灰腐葉土を足して畑っぽくなりました。

そして、去年の7月の様子です

f:id:grasshouse:20180212164449j:plain左は母親が植えたミニトマト、真ん中はカモミール、そして赤しそ。

隣に植える相性などもあるのですが、ひとまず初めてなので育ってくれたらいいのです。ほとんど母親が手入れしてくれたのですが・・・。

赤しそはすべてシソジュースにして近所の方に配りました♪

スパイスとハーブへのあこがれ

最近、この本を読み返しています。

昨年の夏に出版されて、即買いして一気に読んだ本でした。

日本で初めてのハーブ農園 天然香料の力 

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https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477912347X/hanmotocom-22

鹿児島県指宿市にある、「開聞山麓香料園」の園長・宮﨑泰さん著。

(この香料園で作られる精油はすばらしいです。今まで上等な精油とされていた香りと違う、ってすぐわかるんです。今までものはなんだったんだろうって。)

 

宮﨑さんがペルーで生活をされていた体験から、現地のハーブやスパイスをふんだんに使った料理のことが書かれています。コリアンダーレモングラスイタリアンパセリフェンネルカモミール・・・・その他、たくさん。ほんとたくさん。

日本のスーパーで売られている、4、5本ほどしか入っていないに高価なハーブ。それをがんがんにほとんどの料理に使っているんです。ハーブティを毎日飲み、スパイスを肉や魚にふりかけ、付け合わせは様々なハーブ。私たちがちょろっとおしゃれ感覚で添えるのではなくて、ガバッとドバッと使用している様子が書かれています。

 

日本の料理で香草を大胆に使う料理ってあったかなあと。すぐに思い出せないのす。香りが高いのは受け入れない民族だったんでしょうか。それとも栽培が難しかったことも影響しているのか。

読み進めるうちに、私も料理にスパイスを大胆に使いたくなってきて、新大久保にある「イスラム横丁」へ行ってきました。ここはとにかく安い!
40g200円300円とかです。(オーガニックとか気にされる方にはオススメしませんが)

 

そこで見つけたMIX NUTS

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インド映画のポスターが貼ってある店だったので、インド人が経営者だと思うのですがあちらではミックスナッツって結構大胆なんですね。ココナッツは塊のまま・・・デーツはかちんこちんな干し柿みたいで、ピーナッツは生でした。ココナッツなんてちょっとづつかじるという難関付き。
日本みたいに丁寧にうっすーくスライスしてません。

なんか消費者に媚を売らない姿勢っていうんでしょうか、こういうのって。
日本は親切・丁寧なんだけど、それが行き過ぎて、小分け好き・余計な包装が多しって言うのを考えてしまった日でした。。

ハニーの思い出 3

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埴 沙萠(ハニ シャボウ)さんです

ハニーの思いで 2 - 来双船note ーきそうせんノートー

ハニーの思い出 1 - 来双船note ーきそうせんノートー

こちらの続き

ガタンゴトンと年季が入ったジープは(車体に書いてある文字に注目!)音をたて、埴さんのご自宅へ向かいました。

それまでメールのやりとりは頻繁にやっていたので、私がどんな人物かというの伝えていたのですが、お会いするのはこの日が初めて。やはり緊張します。

特にこれは聞きたい!と質問など考えていなくて、埴 沙萠さんが住まれて撮影をされている環境を見たいというだけの訪問。

 

埴さんは持ち前の?サービス心からか、あれもあるよこれもあるよ、、と部屋からいろんな小道具などを取り出しては楽しませてくれました。ご自宅もいろんな仕掛けがあるので、それを目で追うことで私も精一杯。あっというまに時間がすぎました。

そしてぐるりと庭を散策。

 

空は高く、空気が澄んでいるので青がより一層きらめいていました。

 

写真日記(今は閉鎖されており見ることができません)を毎日読んでいたら、壮大な自然に囲まれて生活されているのだろうか?とずっと思っていたのですが、実際おじゃましたら、「壮大」というおおげさな風景ではなくて、普通の田舎の風景でした。

(とはいえ、ここは冬になると雪が深くつもります。わざわざ埴さんは、雪が積もるところで植物の観察をしたくて、大分からここみなかみ町に引越しをされました)

 

秋の日差しをあびたコスモスがゆれ、裏の庭は奥さんが野菜を育て、私の実家でも見れそうな風景。でも、、あれ?日記に出てきた、庭に生えてるというあれは?これは?すぐに見つけられません。

「埴さん、日記に書かれていたあれは?これは?」とたずねました。

 

「ああ、そこだよ、ここだよ」と、足元を指さしました。それまで、よーくよーく注意しながら歩いていたのですが、見つけられなかったことが今でもはずかしいです。

それにしても、大事な被写体を踏んでなくてよかった・・・。
なんてったって埴さんの世界は「足元の小宇宙」なのですから。

 

それでも、お店で買われたごく普通のごぼうを地中に埋めたところ、ぐーんと成長し始めて花まで咲かせた!というごぼうと、日記によく登場したカツラの樹はもちろんすぐわかりました。
ハニーの思い出 1に書いてある、カツラの樹の下でブランデーを飲むという願いはこの日は実現できなかったんですが、このカツラにはとても素敵なエピソードがあるんです。ここには書けないのですが、いつか、誰かにこっそりさりげなく話したいです。

 

本日2月3日は、埴 沙萠さんの誕生日です。今もご健在でしたら、おいくつになったんでしょう。年齢なんてあまり関係ない方でしたけどね。

空のにぎわい

1月31日の夜から今日、2月2日はお空の方がとてもにぎやかです。

といっても今日が雪が降っただけなので、雪国に住んでいるかたにとってはにぎやか、なんて不謹慎でしょうけど・・・。

まずは1月31日の皆既月食

今回の月食は、今年最大級の大きさに見える満月「スーパームーン」と、1カ月で2回目の満月である「ブルームーン」、皆既中には血のような色になる「ブラッドムーン」を合わせた「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼んでいたそうで、カタカナいっぱいでとにかくすごいことが起こるんだな!っていうことしかわかっていなかったのですが、いざ、まん丸の月がかけ始めたらなんとも言えない不思議で、神秘的で遠くにある月に吸い込まれそうでした。

そして月がすっぽり隠れた時の色がすごい。魔法をかけられたような色でした。

わざわざ外に出なくても、この一連を東京に住みながら、自分の部屋の窓から観察できたってことがなんとなくとてもうれしかった。

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2018.1.31 皆既月食


そして今日の雪。前日の夜から降り始めて、湿気を多く含んだ雪でした。前回はなかなかうまく撮れなかったのですが、今回は少しは上達。

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よーーく見ると、いろんな形をした、ひとつひとつの雪の結晶がガシャガシャと固まって地上に落ちてきています。どうしてこんなうっとりしてしまう形になるんだろう。しかも正確なかたち。地上に降りてくるまでに、いろんなものを削ぎ落とし、完璧は形でやってくる。すごいなあ。

ロウバイはクスノキ目

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千葉県の大多喜町に今春オープン予定の、mitosaya大多喜薬草園蒸留所にひっそりこっそりと咲いていたロウバイです。

関東に降った大雪のあとに、スノーブーツでお邪魔しましたが、千葉はすぐに雪が溶けてなくなってしまったとのことで、重装備の甲斐なく?と思いきやそれでもじっとしていると寒い日でした。

そんな寒い園内で見つけたのが、ポツポツと開き始めたロウバイです。
「蝋梅」と書くので、梅の仲間と思いきや、実は梅の仲間ではありません。というのは植物好きの人なら知っていることだと思いますが、
では何科の何目?までは追っていなかった。

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ロウバイクスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属 学名:Chimonanthus praecox 英語名:winter sweet

なんと、クスノキ目!なんとなく花の付きかたが、楠と似ているような気もしないでもないが、それは今クスノキ目と知ったからというだけで・・・。
クスノキ目からロウバイに枝分かれするなんて、楠の懐の深さというか、さすが!クスノキ

クスノキの仲間は葉がいろんな用途で使用されている。というとは、おそらくロウバイも薬用に使われてた過去があるんじゃないかと思い、さらに調べたとことやはり花や蕾を乾燥させて抽出した油を「蝋梅油」として、現在を使用していました。(というか、今頃知るなんて薬草写真家を名乗れない、はずかしい)

水虫に効果的なクリームに使われているようで、水虫にロウバイ、だなんてなんとなくイメージがいいですね。

 

だってこのロウバイ
英語名のwinter sweetからわかるように、花が少ない冬に黄色い花を咲かせてくれ、この黄色い花から放たれる上品で甘い匂いに癒されます。
この黄色い花には、リナロールやカンファーといったクスノキと同じ精油成分が含まれているようで、やはり鎮静効果や精神安定作用があるんでしょうね。もっと癒されたいと欲張り、ロウバイの花の香りを嗅ぎすぎて、鼻の穴に花びらが入ってしまったことがありますけどね。

ぜひとも、欲張ってそんな色気のないことにならないようお気をつけください。