来双船note  ーきそうせんノートー

きそうせん 「薬草」に繋がるすべてのこと・ものを乗せた船。 (来双は造語です)

聖なる春

春分の日です

 

「聖なる春」という言葉を最近知りました。

wikiによると、

 

聖なる春 - Wikipedia

 

自分の誕生日シーズンに入りました。
なのでこの言葉にちょっと反応してしまいましたが、なんとなく響がいい。

聖なる春。

新しい時間の、光の、始まりです。

今年はいつもよりグーンといい写真が撮れますように。

 

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サンシュユ(山茱萸)

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サンシュユ 別名:春黄金花(はるこがねばな)生薬名:サンシュユ(山茱萸)ミズキ科学名,:Cornus officinalis

 

梅が終わりかけ、桜のつぼみが大きくふくらみはじめるころ、

かわいらくにぎやかにポポポポンんん!!と一斉に咲き出すサンシュユ

樹枝全体に黄色い花が密集してついているので、
なんとなく縁起が良さそうなので毎年撮ってしまいます。

秋になると赤い実をいっぱいつけるので、
その光景も豊潤な感じがして大好きな樹です。

この時期、黄色ならロウバイもありますが私は断然サンシュユが好きです。
やはり、実を付けてくれるので。

 

味ですが、見た目はサクランボのようなので甘いのかとおもいきや、酸味が効いて少し甘酸っぱい。というか、まずい・・・・。

ジャムだのシロップだのレシピがあるが、きっとおいしくないだろう・・・
そして作ったが結局食べないのが目に見えているので、
自分で加工したことはまだないです。

種を取り除いて乾燥させた実は生薬として使われます。
煎じたものを薬として飲んだことはあります。
おおまかには滋養強壮として使われることが多いです。「夜間尿」「頻尿」「下肢痛」「腰痛」「老人のかすみ目」etc

 

そう、つまり、高齢者にはうれしい生薬!

 

私はまだ高齢ではありませんが、まあ・・・いろいろと効果的でしたよ。

 

サンシュユというしぶい名前がついているので、アジアだけで使われるのかと思ったら英語名:Cornelian Cherries

というかっこいい名前があったので、検索してみたら東ヨーロッパの方では
積極的に使用されているようでした。

セイヨウサンシュユという名前なので、日本のサンシュユとは若干のちがいがあるかもしれませんが。

 

そうか、、、工夫すればおいしく食べれるのかもしれない。
いろんなレシピのおいしいところ取りをして、今年の秋はがんばってみようかな。

おいしい報告ができればいいのですが。

 

ハニーの思い出 最終回

ハニーの思い出 と題して、植物生態写真家・埴 沙萠さんのことを私のかなり稚拙な文章で紹介してきましたが、今回で最後となります。

 

ハニーの思い出 3 - 来双船note ーきそうせんノートー

ハニーの思いで 2 - 来双船note ーきそうせんノートー

ハニーの思い出 1 - 来双船note ーきそうせんノートー

 

思い出を書くことなんて元々しょうに合わないのに、カツラの葉のことがきっかけで書きはじめてしまいました。
先月末、埴さんの命日だったので、それをキッカケに彼から教わった様々なことを書こうかなと考えていたのですが自分だけの思い出にします。

 

埴さんも私もお酒が大好きで、夜はお互いお酒を飲みながらメールのやり取りをすることがありました。そのため両者、誤字脱字が盛り沢山の文章。
それでもクイックレスポンスで、ほぼチャット状態でした。彼は当時80歳過ぎてましたが、そんなこと関係なかったです。

晩年の牧野富太郎に埴青年が会いに行ったことを何度も書いておりました。

入院先からは送られてくるメールには、あれこれも本にしたいとアイディアが。

 

ひとつ、彼からおそわったことで語れることは、光の使い方。これはとても影響を受け、私の写真は大きく変わりました。光の使い方を自在にあやつることなんて、写真家として当たり前のことなのかもしれません。ですが、自然光ならその時の光の条件なんて、ほぼ2度となくてほんとにその瞬間だけです。埴さんは信じられないくらいきれいな光を被写体の植物に当てていました。

 

どこかの山に登って植物を求めるでもなく、ある場所に定住して、そのまわりに生息している植物たちを埴さんは撮り続けました。私もそんな撮影スタイルにしようと、定住地を探したのですがピンとくる出会いなく。しばらくは、東京を拠点に他の土地を行ったり来たりして撮り続けるつもりです。

 

このブログを誰が読んでいるのかわかりませんが、ひとりでも多くの人に「埴 沙萠・ハニシャボウ」という写真家がいた、ということを知ってもらいたくて書いてみました。うまく紹介ができた自信はありませんが、名前は覚えたと思うので本屋で彼の本を探してみてください。おどろきますよ!

 

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アセビ

私がまだ幼い頃、実家の庭に立派なアセビがあった。
「立派」という言葉を使ったが、子供の時分はアセビの魅力がまったくわからず、
なぜこんなダサい植物を植えているんだろうと親のセンスを疑っていた。
小さく連なっている花たちはすべて白。それが気持ち悪かった
そして葉の形、樹の姿も愛せなかった。

 

家の前にある県道の道路拡張により、20mほど家を後ろに引くことになり、そのタイミングでいろんな樹々が伐採され一番好きだったクスノキがなくなったときはショックが大きかった。人間と自然、共に生きていくことはできぬものか?むずかしいのか?と悲劇のヒロインぶってみたり。

 

それでもアセビへの思いは思い出すことはなった。

 

ここ数年である。
アセビが好きになってきたのは。年を重ねて変化していく、し好というものはとても不思議。あんなに否定していたのに、今はかわいくてたまらない。
きっかけはアセビの漢字を知ってからだ。

「馬酔木」

もちろん当て字だろうが、馬がアセビを食べて酔ったかのようにフラフラと歩いたからということらしい。

アセビはにアルコール成分ではなく、全株に毒があり、誤って大量に食べてしまうと猛烈な吐き気がして体の神経麻痺を起こすと言われている。

という、事実を知ってからアセビがとにかく気になりだして、なぜ今まで注目しなかったんだ!という大きな後悔と共に、毎年この時期になると世間的には梅や桃がエリート軍だけど、私はこのちょっと地味だけど光の当たり具合ではとてつもなくかわいいアセビを探してしまう。

 

でも最近はアセビを植えている家がなくなりましたね。
流行らないのか、追いやられているのか、残念である。

 

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早春、吠える

三寒四温
急にまた冷え込み、今日は雨。

気分だけでもあげるために・・・
青空に吠えるホトケノザ

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オオイヌノフグリというパラボラアンテナ(ほんとにこんなのあったらかわいい)

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つぼみの香り

今日は何日だっけ?

 

3月3日でした。ひな祭りです。しかしそんなことに気づきもしないで、仕事をしていた自分が悲しかった・・・。SNSの友人達の「ひな祭りですね」投稿で知りました。

女の子の日も大切だけど、この時期は花のつぼみの方がもっと大事なんです。

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今、まっさかりの梅
花が開いたときよりもつぼみの方が香りが驚くほど高いんです。
開いているときも若干匂いはします。花が開く前にすまぬ、と思いながらつぼみを無理矢理開いてみると、まあ、なんとウットリすることか。
(鼻に近づけると鼻の穴に入るので注意が必要)

 

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コブシのつぼみ

子供の手袋みたい。。こちらは生薬として、鼻詰まりに効果的なので今の時期によく使われます。
生薬名はシンイ。ツーンとした独特のかおりでちょっとミステリアス。 

 

 

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バラのつぼみです 

生薬名はマイカイカ(響きがいい、とてもかわいらしい)
厳密には同じバラ科のハマナスのつぼみを使用します。ローブヒップもハマナスの実をしているようですね。
香りは想像できると思いますが、上品、やっぱり「ローズ」の香りがします。
気の巡りをよくさせて、血の流れを調和させます。女性にはうれしい効能がたくさんです。

 

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そしてみんなの嫌われもの
スギ。
こうやって見ると実にかわいらしいじゃないですか。
って私は花粉症の症状がないから言えるんですが、みなさんつらそうです。
スギの次はヒノキ・・・いろんなものが飛びかっている時代。うまく付き合える方法ってないのでしょうか。

積み重ねられたかおり

数回前にこの来双船ノートで書いた、鹿児島県指宿市にある開門山麓香料園におじゃましました。指宿と言えば菜の花がとても有名なところ。 
もしかしてまだ早いかな?と季節は東京感覚で車を走らせました。  
そして、


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ちょうど満開でした 
薄曇りの空のもと、黄色はほんのりくすんでいるように見えますが、それでも一気に花開くとはっと目が覚める存在感でやっぱり気分があがる~⤴ 

そして香料園に到着。 
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工場、かっこいいです。渋い!
もう何度がおじゃましているのですが、このストレート、実直な感じに惹かれました。ここで上質な精油が作られています。 

芳楠、ティーツリー、ゼラニウムローズマリー、等植えられており収穫して蒸留させます。 

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と簡単な説明ですが、収穫までが本当に大変💦💦 
農家の方同様、苗を育て、雨風と向き合い、純粋なオイルを作り出しています。 
数年かけて育てあげた、大量の木々の葉をかき集め、そして2時間ほどで蒸留は終了。 

あっけないと言えばあっけない。 

ほんもの、の、天然香料 

合成香料ではない、かおりはうまく言葉にできない深みと「感動」があります。この感動って何だろうって、大げさじゃないかって思うけど、出会ったことがない美しものに触れたときの感じに似ています。作られる行程を知っているからくる感情なのか?わからないけど、植物ってほんと秘めたものを持っています。ほんと😌