来双船note  ーきそうせんノートー

きそうせん 「薬草」に繋がるすべてのこと・ものを乗せた船。 (来双は造語です)

サンソウニン 

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サネブトナツメ  生薬名:酸棗仁(サンソウニン) 



赤く熟した果実の中の種子が生薬になります。
ナツメより一回り小さく、味も酸味があり果肉も少ないです。
種子を粉状にした事がありますが、油分が多く、香りは味噌のような発酵物のにちかい香りでした。

主な薬効は
鎮静で、イライラや不安などを安定させ不眠症改善にも応用されています。

私も服用した事があります。不眠症ではなかったのですが、仕事のストレスで気が高ぶったまま布団に入っても落ち着かない日が続きました。変な夢を見たり、、と寝ている時も精神状態があまりよくなったと思います。
そんな時に処方してもらった湯薬(生薬をグツグツと煮出す煎じ薬)に、サンソウニンが入っていました。他にも鎮静効果のある、リュウコツやボレイなども。

それが効くんです。速攻、穏やかになって眠くなる!という感じではありませんが、なんとなく高ぶっていたものが、ストーンと落ち着くと言うか。そのあと、いつのまにかすっと穏やかに寝れる。(ただ、単純に眠くなるわけではないので新薬の入眠剤とは違います。)

サンソウニンは一説によると、平安時代には日本に薬用で入ってきているようです。不眠症は現代病の一つですが、昔の人も寝れない日があったんでしょうか。どのような症状の時に使っていたのか気になります。
平安時代ですから、月の夜の晩に想い人に当てた歌を書いていたら、気持ちが盛り上がったり、逆に想いすぎて不安になってなかなか寝付けない・・・そんな時にサンソウニン先生の登場だったかもしれませんね。
えへ。