来双船note  ーきそうせんノートー

きそうせん 「薬草」に繋がるすべてのこと・ものを乗せた船。 (来双は造語です)

そんなに尖らなくても

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「マメキンカン」ミカン科キンカン属 学名:Fortunella hindsii 英名:Hong Kong kumquat

何回も足を運んでいる、小石川植物園で初めて見つけたマメキンカン
ひっそり、こっそりと実をつけていました。葉の大きさに対してとても小さいけど、冬の光をあびてピカピカとした存在感。幕の内弁当についてくる、カリカリ梅ぐらいの大きさ。

味を確かめたい・・・園内のものは勝手に食べちゃダメです!でも、、数個落ちていたので1個だけ食べてみました。(ごめんなさい)
果肉がほとんどなく、香りがあるだけで味はえぐみがあるばかり。食用にはまったく向いていないようです。つまり、この見た目のかわいらしさで観賞用にされているのかもしれません。けどね、よく見ると。これです。

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棘です。トゲ。ミカン科にはよく棘が付いていますが、こんな小さいミカン科も立派に尖っていました。なぜ棘ができるのか、一説では動物から食べられるのを防御するためと言われています。それにしてもこんなに小さく、丸っこく、かわいいのにここまで硬く尖らなくてもといいんじゃない?と声をかけたくなります。

しかしさらに激しく尖っている方が。

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「カラタチ」ミカン科カラタチ属 学名: Poncirus trifoliata 英名: Hardy orange

の 棘。

触ると当たり前だけど痛かったです。

これは荊(イバラ)というものですね。カラタチの実はそんなにおいしいものでもないのに、どうしてここまで棘が固まる必要があるのかわかりません。何に対しての試練なんでしょうか。

植物の棘が、なぜ動物からの保護のためにここまでする必要があるのか?そこには私たちが知らない動物と植物との長い歴史の中での進化?それとも別の理由?
聞いてみたいです。棘がある言葉で返されるのでしょうか。

(カラタチは未成熟の果実を、乾燥させたものを生薬の「キコク」と呼ぶとする情報そうではないという情報とあります。注意)