来双船note  ーきそうせんノートー

きそうせん 「薬草」に繋がるすべてのこと・ものを乗せた船。 (来双は造語です)

冬支度 2

昨日の続き

午後になり、風が冷たくなったので温室に逃げ込みました。

あったかい・・・楽園です。すぐにカメラのレンズがくもったけど。

そうだ!と思い出し、ある植物へと向かいました。

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「カカオ」アオイ科カカオ属 学名:Theobroma cacao 英語名:cacao

樹の幹や枝から、直接ラグビーボールのような実がポポポ〜〜ンと飛び出して成っているように見えるため、初めてカカオの実を見つけた時は笑ってしまいした。

真夏の8月に温室を観察した時に、花を見つけていたので、その後どうなったかなと思い出しました。花のあとを観察し忘れたことが悔やまれますが、ちゃんと実に成長していて感動。
この形からは想像できないくらいに、花がとても可憐なんです。

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上の写真の右側、まだ青い実が花の時の写真です。


カカオは主に種子がいろんな使われた方をします。
誰もが知っているのはココアやチョコレートの原料。オレイン酸を含むカカオ脂(カカオバター)を使いますが、カカオの花と実がこんな大胆な姿で樹になるかはあまり知られていません。

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私も植物園で見るだけで、実際に育てたことがないうえ、日本では栽培されていないので実を開いたこともないです。そのため本だけの知識ですが、種子に含まれている大量の脂が人の皮膚の温度になじみやすい性質を持っているため、「座薬」にも使われているとのこと。座薬の成分なんて考えたことないので、ここでカカオ登場におどろきました。

ちなみに、コロンブスがカカオを見つけ、スペインに持ち帰った時は誰もおいしいと思わなかったらしいので、「座薬」(軟膏)の使われ方が先だったのか、ココアとして・チョコレートとしてが先だったのかわかりませんが、ココア(カカオ)とスペインの征服者たちとの出会いは非常に劇的だったそうです。

八坂書房:書籍詳細:世界を変えた植物

 

その後はもちろん、アフリカなどで栽培が今日まで続いていますが、その裏側には子供達に奴隷制度のような働きかたが強いられている事実があることも知っておきたいと思います。人間の欲。